« 日経おねーさん。その7。 | トップページ | 協働バブル・協働シンドローム。 »

2006年6月 4日 (日曜日)

市民協働の話。

先日、某市の市長の話を聞く機会があった。某市は、市民協働で、かなり有名なところである(私が勤務していたある市も、市民協働で有名だが、その市ではない)。

その市長は、市民協働の成果を意気揚々と話していた。

その市は、条例や行政計画を検討するときに、その検討会に参加・参画を希望する、すべての市民を入れることで、有名になった市である。

けど、実際は、コンサルに委託して、そのコンサルが行政と市民の橋渡しになって、当該条例や行政計画の策定が進められたことを、私は知っている(そのコンサルは私の友人が勤務している)。

もちろん、その市の担当者(担当部課)の努力もあるが、総体的に、コンサルの活躍が大きいと、私は判断している。

なので、そういうことを知っている、その市の市民が、市長への質疑応答で、「その市民協働には、私は納得してなく、まだまだだと思うんです。というのは・・・」と熱く語っていた。

その市民に言わせれば、「おいおい、市長は何もしていないじゃないか。結局、検討会を運営したのは、市が委託したコンサルじゃないか!なので、自らの成果なんて言われちゃ困る」という感じなのだろう。

その市民の言いたいことはよくわかる。

けど、よくよく考えると、市長が、「おい、今回はコンサルを雇って、検討会への参加・参画を希望する市民を全員入れて進めろ(どうせ苦労するのはコンサルなんだから)」とのトップダウン・政策判断がなければ、市民全員が検討会に入ることはなかったのだろうから、この点が大きく評価されるべきだと私は思っている。

もちろん、これじゃ市民は納得しないし、市民的には、市長も検討会に入り、一緒に汗をかいてもらいたいのだろうなぁ、って思う。

ここが難しいところである。

けど、市長の役目は、あくまでも、政策判断であると思っている。なので、今回、「おい、今回はコンサルを雇って、検討会への参加・参画を希望する市民を全員入れて進めろ(どうせ苦労するのはコンサルなんだから)」ということ(言ったかどうかは知らないが)を決めたのが、最も、評価すべき点と、私は考えている。

|

« 日経おねーさん。その7。 | トップページ | 協働バブル・協働シンドローム。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 市民協働の話。:

« 日経おねーさん。その7。 | トップページ | 協働バブル・協働シンドローム。 »