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2006年6月21日 (水曜日)

自治体間M&Aの時代。

よく極論で言っているんだけど、21世紀は自治体間M&Aの時代が訪れると思っている。

裕福な自治体が貧しい自治体をM&A(Mergers and Acquisitions/合併・買収)することが現実になるのではないだろうか。ちなみに飛び地合併は、法的には可能だから、東京の金持ち自治体が北海道の貧乏自治体をM&Aしちゃうことも考えられるんだよね。

なんてことを、ずっと、ここ5年くらい言ってきた(某市で働きはじめた頃から、論文とかで書いてきた)。

そしたら、夕張市が財政再建団体への申請を正式に表明したんだって。

財政が危機的な状況に陥った北海道夕張市は、市議会で市長が「(結論の)先延ばしでより負担が増えることは確実で、資金繰りの安定には透明な計画が不可欠だ」と述べ、国に自治体としての「倒産」に当たる財政再建団体の指定を申請する考えを正式に表明した。

北海道に報告、今後は再建計画を策定し市議会の議決や国の同意を得て指定を受け、事実上国の厳しい管理下で再建を進める。

同市の実質負債総額は標準財政規模の10倍以上ともされており、再建計画の策定に1年前後、再建には長期間を要する見通しだ同市の負債はことし3月末までで約290億円、地方債や第三セクターへの債務などを加えた実質負債総額は500億円を超える見通し。(共同通信、2006年6月20日)

この出来事が直接的には自治体間M&Aにはつながらないけど、間接的に自治体M&Aにつながっていくような気がする。

こういう財政再建団体は、夕張市だけに終始せず、これから、もっともっと増えるんだろうなぁ、なんて思う。

ちなみに、裕福な自治体が貧しい自治体をM&Aする事例だけど、首都圏の自治体が地方圏の自治体をM&Aするにとどまらず、地方圏の人口数万の自治体が、首都圏の人口数十万の自治体をM&Aする事例も起こりうると思っている。

バブル経済が崩壊して、従来は下請企業に終始していたのに、創意工夫で、中小企業から中堅企業へと変貌し、最終的には下請企業だったのに、親会社をM&Aしてしまった事例がすくなからずあったから、地方圏の小規模自治体が、地方分権の波にのり、首都圏の中規模自治体をM&Aしちゃうことも十分考えられる。

少しずつ、都市間競争になってきたなぁ、と思う。

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