日経おねーさん。その22。
よーく観察すると、左手に日経新聞を持って、右手で扇子を持ち仰いでいます。
しかも、右手は高速回転で、私の家の扇風機よりも早そうです。よほど暑いのでしょうか。
電車が急停止しても、高速回転の手を緩めることはしません。
これは、中途半端が嫌いな私と共通するところであり、何となく幸せになってしまいます。
右手は高速回転しつつ、左で日経新聞を持ち、ずっと日経新聞を凝視しています。
まさに、その一連の動きはシステマチックされた一寸の狂いもない素晴らしい動きで、つくづく見とれてしまいます。
あそこまで完成された日経おねーさんに、心から敬意を示してしまいます。
そして、駅につくやいなや扇子をたたみ、日経新聞も折り込んで、日経おねーさんは、私を置いて、さっさと歩いていってしまいました。
私はお腹が痛くなったので、トイレに行くことにしました。
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