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2007年3月11日 (日曜日)

食を活用したまちおこし。その2。

昨日の続きだけど、地域がB級グルメ(食)を地域おこしとして活用する理由としては、①合意形成がとれやすいことがあげられる。基本的に誰も反対しない。そんなことに反対したら、器の小さな人間と思われてしまう。また、「食」というキーワードで各主体(行政、事業者、住民など)をまとまることができる。

②B級グルメは馴染みが深い。誰でも一度は食した経験がある。身近な食である。

③費用対効果が高い。B級グルメの多くが国民食(身近な食)であるため、少しの費用で、全国的に知名度が高まる可能性がある。これは、既存の多くの事例に共通することである。

次に、B級グルメ(食)による地域おこしの効果を考えると、①地域間(自治体間)で「楽しい競争」が展開される。

例えば「横手やきそば」と「富士宮やきそば」であり、舞鶴市と呉市の「肉じゃが」競争がある。「蓼食う虫も好き好き」という諺があるように、人の好みは様々であるため、勝敗はつかない。そもそも勝敗をつける競争ではない。ある意味、横手市と富士宮市、あるいは舞鶴市と呉市が、「協」力して(時流/世論を)「創」りだしている関係の「協創」といえる(マスコミがとりあげてくれる)。

②様々な展開があり多方面に広がっていく。「よこすか海軍カレー」について言えば、横須賀市は「華麗なる祭典を開催し、カレーに関する(食による)まちおこしをしている地域と交流している。

③合意形成しやすいため、地域がまとまることができる。また「地域団体商標制度」への認定されることも、一つの目標となり、ますます地域がまとまっていく。地域に愛着を持つようになる。地域の魅力が増す。

以上の結果、地域のブランド化へつながっていく。地域をブランド化しないと都市間競争には生き残れない。そしてブランド化することにより、「交流人口」と「定住人口」が獲得できる可能性が高まる。

あと、よく言われるのは、「住民主導か行政主導か」ってことがある。私的には、地域の実情に応じて、どちらでも構わないと思っている。「よこすか海軍カレー」は行政主導であったが、「八戸せんべい汁」は住民主導である。

何れにしろ、B級グルメ(食)を通じて、地域が楽しくなればいいのであり、どちらがよく、どちらがいけない、という議論は意味がない。

結果として、B級グルメ(食)を通じて、地域の魅力が高まれば、住民主導でも行政主導でも構わない。ただし、地域のB級グルメ(食)を全国的に育てるためには、初期の段階で①マンパワーと②費用がかかる。その意味では、行政のほうがいいかもしれない。

あと、B級グルメによる地域振興、まちおこしが、まぁまぁ成功しているのは、B級グルメの市場が大きいからである。やきそばも、カレーも、それらを食する市場(パイ)が大きい。この点も、成功させる大事な一つの視点と思っています。

<おわり>

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