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2007年6月18日 (月曜日)

自治基本条例って必要なのか。その1。

下記は、最近、というか、ここ数年、ちょっと考えていることです。

最近、自治基本条例を制定する自治体が増加しています。で、私が(研究者っぽく)考えていること、その1なのですが、この自治基本条例って、どんな効果があるんですかね?

例えば、生活安全条例を制定すれば、犯罪被害が減少する傾向が強いし、朝ごはん条例を制定したところ、朝食抜きの子どもは条例制定前の11.3%から2005年は6.8%に減少し、夜食や肥満傾向も減るなどの「目に見える効果」があります。

けど、自治基本条例を制定したら、どんな「目に見える効果」があるのでしょうか?いまいちわかりません。

自治基本条例を制定した自治体を無作為に選び、自治基本条例を制定する前と制定した後で、当該自治体の住民満足度の変化を、住民アンケートから拾ってみました。

望ましい姿としては(仮説としては)、自治基本条例が制定されれば、「住民満足度が向上した!」となればいいのですが、8割の自治体で変化がないというか住民満足度が低下している結果になりました(ちなみに28自治体まで、この調査は拡大しています)。

う~んという感じです。

10年くらい前は、環境基本条例の制定がブームでしたが、いまも、そんな感じにあるのではないでしょうか。自治基本条例の制定を検討する前に、ちょっと立ち止まって考える必要があると思います。

立ち止まって考えて、それでもなお「必要だ!」という判断になれば制定すればいいですし、「必要ない」と考えたならば、制定することをやめればいいと思います。

いまは、(いろんな自治体の方とお話しすると)本当に、何の根拠もなく、ブームだから『自治基本条例をつくろう!」という傾向が強い気がしてなりません。

というわけで、「その2」につづく。

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