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2008年6月28日 (土曜日)

大学崩壊。

いろいろあって、講義が大変なことになっていた。いつもの3倍くらいきていた。

P1010548教室に入りきれなかった。人数が多すぎて、エアコンがなかなかきかなかった。本当に、いろいろと大変だった(段取りが悪く、ゲスト・スピーカーにはご迷惑をおかけしたかもしれない。申し訳ない気持ちでいっぱいだ)。

ところで、教壇に向かって前半に座る学生さんは真面目だが、後半に座る学生さんは(たぶん)不真面目だ。私語がとまらない。何のために大学に来ているのかと思う(というか、「大卒」という学歴目当てだと思うが)。

しかし、もう何年も大学で教えているが、ここ最近は、学生の不真面目度さアップが激しく向上している。端的に言うと、知的レベルが低下している。

頭のいい子(問題発見をして、問題解決の方向性を提案できる子/目的意識を持っている子)は一定の数はいるけど、そうではない不真面目な子が急拡大している。 ちょっと酷すぎる現状である。

ある大学では、「出席とらないから、私語する人は授業にでてこないでください」と伝えても、毎回、出席し私語している。常識人の私としては、この行動は、すごく理解に苦しむ。

また、大学で教える友人たちと話すと、突然、教員からマイクを奪って逃げる学生の存在や、経営学部なのに九九のできない学生の多発化など、私の想像を超えている学生像が、そこにはある。

こういう中で、教える私にとっては、極めて苦痛であり、ストレスになる。唯一の生き甲斐はゼミである。ゼミ生は比較的真面目な子が多く(鐘のようであり、叩けば、それなり反応がある。講義の場合は、わけのわからない群集に語りかけているようである)、ゼミ生には、限られた時間の中で、教えられることは、すべて教えていきたいと思っている。

『学校崩壊』という書籍がでたのが、1999年である。その対象となった中学生(小学生)が大学に入学してきているのが、最近である。

いよいよ大学崩壊もはじまったという実感である(H大学でも、このような状況だから、大多数の大学では、大学崩壊が進んでいると思われる)。

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