住民に愛される自治体職員。
無事に「元気下北!若者との交流創出事業」が終わりました。関係者の皆様、大変にお世話になりました。ありがとうございました。
これから、参加した学生さんたちを中心に、報告書を作成していくことになります。学生さんたちには、もう少し頑張りを期待しています。よろしくです♪
さて、懇親会の席で、いいことがありました。某居酒屋の主人(?)が、昨年度まで下北地域県民局にいらした「しかP」さんを大変に慕っている(愛している?)ようで、しかPさんが掲載された新聞を大切に持っていました。
地元住民に愛される自治体職員・・・これは私の理想とする自治体職員像です。
自治体職員は、やっぱり、地元住民に愛されなくてはいけないと思います。地元住民と信頼関係があってこそ、地域活性化はうまく進展していくのだと思います。
私も、そこに住む地元住民に愛される政策事業家、地元住民に愛されている自治体職員から信頼される政策事業家になっていきたいと、気持ちを新たにしました。
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ここからは苦言になってしまうかもしれないのですが、自治体職員が地元住民に愛されはじめると、異動してしまい、そこにはいなくなることが多々あります。これは、ほとんどの自治体に共通することです。
ある自治体職員が、異動してきた1年目は、地元住民と信頼関係を築く時期になります。地元住民は、突然、異動してきた自治体職員を様子見つつ、時々、ぶつかりながら、信頼関係を築いていきます。
そして2年目になると、少しずつ、その自治体職員と地元住民の間に信頼関係が生まれ、「一緒になって地域をつくっていこう!」となります。そして、自治体職員は、地元住民の意向を聞きつつ、次年度の事業を考え、事業計画をつくっていくことになります。
で、その自治体職員が3年目に入り、「さぁ、地元住民と協働して事業を進めていこう」と思ったら、異動でいなくなっちゃうことが多々あります。たとえ、3年目は、その地域にいて、事業を進めても、事業が軌道に乗らないうちに、異動してしまいます。。。
でで、結局、パートナーがいなくなった地元住民にとってみたら、「なんだ、あいつ、あんだけ言っていたのに、いないじゃないか」と不満を抱えることになります。もちろん、そのようにいる地元住民は、「異動で、やむなくいなくなった」ことは理解しています。けど、やり切れない思いを持つことになります。
ででで、こんなケースが何度もつづくと、さすがに地元住民は、自治体に不信感を持ってしまいます。こういうケースが、結構、あります。なので、人事異動は、数年とかではなく、ある程度、長期間(自治体職員が自ら提案した事業が完結するまで)を考えてやらないと、いけないなぁ・・・なんて思っています。
ちなみに、私がやる仕事というのは、自治体職員と自治体にちょっと不信感を持った地元住民の間に入り、合意形成を進めるこということが一つあります。この点は「よそ者」であり、たぶん「わか者」でもあり、きっと「ばか者」でもある、私の強みと認識しています。
・・・合意形成といいながら、自治体職員たちや地元住民の皆さんと、飲みに行ってばっかりなんですが・・・(≧∇≦)
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コメント
しかPさま
コメントありがとうございます。今日は、浜松市周辺にきています。
しかPさんみたいな方が増えていくといいなぁ・・・と思っています。
また下北or青森に伺います。そんときは、よろしくお願いしますo(_ _)oペコッ
投稿: M研究員 | 2008年9月 8日 (月曜日) 11時38分
異動は、デメリットもありますが、新しい血が新しいムーブメントを起こすメリットもあります。
実際のところ、地元に密着した濃い仕事をしてしまうと、フツウノシゴトは物足りないですね。
仕事としてではなく、個人として関わっていければと思っています。
投稿: しかP | 2008年9月 8日 (月曜日) 10時30分