これでいいのか議会質問。

議会の季節になりました。

議会の季節になると、エアコンがちゃんとはいるので、議会は大好きです（議会が開催されないときは、エアコンが入っているのに、なぜか暑かったりする）。けど、すれ違った時に、挨拶しなかっただけで、文句をいう議員さんがいるので、そんな議員さんは苦手です（議員さん全員の顔なんて、担当者は覚えられないって）。

・・・が、私の思い出です。

ところで、議会では、議員さんが首長（執行機関）に質問をします。その質問の多くが、「more more」的な質問なのです。つまり、「もっともっと」的な質問で、具体的には「××をやったらどうですか」や「○○を拡充する気はないのですか」みたいな。

私は、このような質問は、別にいいと思っています。何かしらの問題を解決するために、必要な施策や事業の提案は、「more more」でよいと思っています。

ただし、執行機関（自治体）は、いまお金がないので、議員さんに「more more」と言われたら、何かしらの既存の施策や事業を削減・廃止しなくてはいけません。けど、そう簡単に、廃止はできないので（単に廃止する勇気がないと思われる）、既存の全事業を一律に10％とか削減して、議員さんから提案のあった「more more」事業のための予算を確保したりします。

これは、あまりよろしくないですよね。

そこで、「more more」的な質問をする議員さんは、「more more」的質問と一緒に、次の内容も提案する必要があると思っています。

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①必要のない施策や事業の廃止を求める。

②ゼロ予算事業を提案する。

③自治体がお金を稼ぐ手段を提案する。

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①ですが、こんな感じです。それは「××事業は、○○という数字をみると、すでに成果をあげていると考えられ、廃止したらどうだろうか。一方で、現在は、□□の問題が浮上しているため、△△という事業を実施したら、どうであろうか」みたいな感じである。

ちゃんと、根拠を示して、必要のない事業の廃止を求め、その後「more more」事業を提案すると、よいと思います。

また、自治体側も、議員さんに「××事業は必要ない」と言われれば（その事業が、本当に既に役割を終えているならば）、喜んで廃止して、議員さんの提案する事業にのってくると思います（私の経験から）。

②ですか、字の如く、「more more」事業でも、予算が「Ｏ円」ですみそうな事業を提案するのです。この「Ｏ円事業」をいくつ提案するかが、議員さんの政策立案能力にかかっています。

③ですが、こんな感じです。それは「○○という問題があり、それを解決するために、××という取組みを実施したらどうでしょぅか。もちろん、新規事業をはじめると、予算が必要になりますから、□□という手段で、予算を作り出したらどうでしょうか」みたいな感じです。

自治体がお金を稼ぐ手段は多々あります。その辺は。過去、このブログで書いたり、これからも、指摘したりするかもしれません。

いずれにしろ、これからの議会質問は、「more more」的ではダメということです。その「more more」事業を実施するための、予算の根拠などを示さないといけない、ということです。