戸田市政策研究所のシンポジウムの感想、その1。
戸田市の自治体シンクタンクである「戸田市政策研究所」のシンポジウムが開催されました。
当日の配付資料やシンポジウムの概要などは、戸田市政策研究所のホームページに掲載しているため、そちらをご覧ください。
基調講演は、出石稔・関東学院大学教授にお願いしました。出石先生には、私が横須賀市在職中に、大変にお世話になった方々のお一人です。出石先生と、パネル・ディスカッションができて、感慨無量でした。
さて、今回のシンポジウムの特徴は、戸田市政策研究所の研究員が、自ら担当している調査研究の成果を報告した点にあります(中間報告ですが)。現在、自治体シンクタンクは多々あると思いますが、このような形態は(少)ないと思います。
今回、研究員が、自らが取り組んできた調査研究を発表した(私的な)意図は、3点あります。
第1に、市民に対しての「説明責任を果たす」ということです。貴重な税金を活用して、調査研究をしているのだから、ちゃんと、市民に対して、その成果を報告しなくてはいけないと思います。そこで、今回、研究員が自らの調査研究を報告することで、その説明責任を果たす、という意図があります。
第2に、調査研究の成果の実現(施策化・事業化)に向けて、世論形成という意味もあります。また、発表することで、その調査研究に対する雰囲気をつかみ、今後、「どのように展開していくか」を決めるという意味もあります。もちろん、その中には、今回の調査研究は、次年度は「施策化・事業化を実施しない」という判断もあります。
第3に、これは戸田市政策研究所側のことになりますが、研究員(市職員)の(研究)資質の向上という意味もあります。市民をはじめ、皆さんの前で発表することは、それだけでも、研究員(市職員)の(研究)資質の向上につながります(いかに的確に発表するか、いかに見せるか、など、研究員の皆さんは一生懸命に練習したようです)。
上記の意図をもって、今回、調査研究を発表することとしました(この意図とは、あくまでも、私なりの見解です)。
各調査研究とも8分という短い時間だったので、「時間が少ない」というフロアーからの意見もありました。この点は、次年度以降に改善して、いかしていきたいなぁ・・・と思っています。
さて、基調講演をお願いした、出石先生ですが、この「いずいし」というのは、一括変換できません。そこで、私は、ずっと「でるいし」と打ち(出る石)、「る」を削除していました。が、出石先生曰く「『いずし』と打てばいい」とのことです。
さすがです!出石先生!
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