政策開発におけるギャップ・アプローチ。
問題解決の視点として、「ギャップ・アプローチ」と「ポジティブ・アプローチ」があるらしい。
これは政策開発を検討する際にも使える視点である。
前者のギャップ・アプローチとは、目指すべき基準を設定し、その基準と現状とのギャップを明らかにし、ギャップを縮めることで問題の解消を図っていこうとする考えである。
これを政策開発に当てはめると、①あるべき姿を決定し、②現状を認識し、③そのギャップの原因を分析し、④解決方法を検討し、⑤ギャップ縮める政策を開発する、という流れになる。
一方で後者のポジティブ・アプローチとは、目指すべき状態を描き、その実現に向けて取組んでいくことらしい(いまいち、私も把握していない)。
ある資料には、この手順として、①自らの強みや価値を発見し、②どうありたいか、目指すべき方向性を描き、③その実現に向かって新しい取組みを開始する、という流れになる。理想追求型とでもいえようか・・・
どっちも長所短所があると思うけど、政策開発の現場においては、前者のギャップ・アプローチがいいような気がする。
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