« 国の改革は早すぎるのか。 | トップページ | 新聞報道で気になること。 »

2009年9月 1日 (火曜日)

交通安全基本条例は交通事故を減らしているのか。

先日、久しぶりに、某学会で発表しました。今年は2回目の発表です。また、少しずつ学会慣れてきました。

テーマは、交通安全基本条例を制定している地方自治体が、制定前と制定後を比較して、実際に交通事故を減らしているのか?という内容です。結論は、正直、「わからない」のです。とりあえず、「わからないことがわかった」という段階です。

ただ、死者数の減少は間違いないようです。けど、なぜ死者数の減少なのか、もう少し、考察が必要と思っています。

その発表の時、「全国で交通事故が減少している中での、この研究は意味がない」と質問を受けました(「この研究の意味はない」というのは酷すぎる言葉のような気がしますが)。ただ、もう少し丁寧に説明する必要があると思いました。

例えば、千葉県などは、全国的に交通事故が減少している中においても、交通事故を増加させており、きっと、それが背景となって条例を制定しています。その後、着実に、減少を招いています。

また、その他の地方自治体は、条例制定に伴い、全国的な傾向よりも大きな割合で交通事故を減少させています。この点をもう少し詳細に説明する必要があったと反省しています。

ただ、現時点において、交通安全基本条例を制定している地方自治体はほとんどありません(都道府県においても6団体のみです。この少なさには驚きました)。

今回は、サンプルが24地方自治体と少なかったため、交通安全基本条例は交通事故に関して、いまいち条例の効果があるのか、ないのか、はっきりとは言えない状況なのです・・・(今後、より考察を進めます)

まぁ、私の個人的な研究のキックオフとしては、いい発表になりました。もう少し考察を進めて、ijampで連載している「条例探訪」に連載したいと思っています。

|

« 国の改革は早すぎるのか。 | トップページ | 新聞報道で気になること。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 交通安全基本条例は交通事故を減らしているのか。:

« 国の改革は早すぎるのか。 | トップページ | 新聞報道で気になること。 »