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2009年10月11日 (日曜日)

住民主体のまちづくり・・・ってお前が言うな。

「成果が挙がっている場合、理由があるはずだ。データは、理由を教えてはくれない。しかし、データの変化は、理由を分析する上での第一歩だ。変化が見えたら、実際に現場へ足を運べば良いのである」(市川眞一『政策論争のデタラメ』新潮新書)

上記の言葉は、調査の視点、政策づくりの視点ですよね。

地域振興や地域づくりなどで、委員会という場で学識者に混じって議論したり、自治体職員の皆さんと個別に意見交換すると、たいてい、次の回答に落ち着きます。それは、

「地域主導の地域振興」や「住民主体のまちづくり」です。

まぁ、そうですよね。何事も、そこに住んでいる人、あるいは、そこで事業活動を展開している人が動かなくては、成果は得られません。

けど・・・そこにいる人たちが、動かない現状があるのです。その理由は、動かなくてはいけない理由がないからです。一方で、動かなくてはいけない状況になり、そこに住む人たちが動き出した地域では、まぁまぁ地域振興も成功していますし、住民主体のまちづくりの萌芽も見られます。

あと、委員会や自治体職員や私のような部外者が「地域主導の地域振興」や「住民主体のまちづくり」と提言しても、それだけでは地域や住民は動かないですよね。つまり、他人が「住民主体でやりなさい」なんて言ってもムリでしょう。その辺を気がついていないのかな。というか、他人が「住民主体でやりなさい」と言うこと自体ヘンというか、傲慢そのものではないでしょうか。

というわけで、私は、極力、上記の発言はしないですし、もし口が滑って言ってしまった場合は、私自身が主体者になり、関わるようにしています。ちなみに、いま関わっているのが2地域あり、完全ボランティアです(夜の懇親会はおごっていただいていますが・・・ありがとうございます)。

私が関わっている間に、「地域主導の地域振興」や「住民主体のまちづくり」の重要性に「気がついて」もらい、自発的に進んでいけばよいと思います。私みたいな外部の人間ができることは、無責任に「地域主導の地域振興をすべき」や「住民主体のまちづくりが望ましい」なんていうのではなく、「地域主導の地域振興がいいんだよ」や「住民主体のまちづくりはすばらしいよ」と必要性を訴え、それらの重要性に気がついてもらうことだと思っています。

今年も残り少ないですが、現場に入り込み、私自身が主体的にやっていこうと思っています。そして動き出したら、さっさと風のように去っていきたいと思っています。

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