こんな委員会がありました。
また、「こんな委員会がありました」です。結構、過去、数年にわたって、何回か書いています(カテゴリー化しようかしら)。
A先生が「地方参政権の・・・主義は、・・・の8割を要し、その背景には、伝統、家族、歴史が絡み合っており・・・政府の見解としては、裁判判例にあるように・・・」と、ほとんど(私にとっては)意味不明の発言をしている。
そして、発言の最後に、A先生は、「・・・という大局的な見地から照らし合わせると、・・・という見解はありないと思われるが、B先生は、どう思われるか?」なんて、すごく難しい質問をB先生の回答に求めた。
このA先生の重たい問題提起に、B先生がどのように回答するのか・・・この一点に、私をはじめ事務局、そして他の委員の先生も注目した。
そして、B先生が、重い口を開いた。
(B先生)「そうですね♪ところで、・・・」
「ところで」の後は、A先生の質問など、Out Of 眼中状態で、まったく視点の異なる話をはじめた。そして、そのまま、B先生の話題へと委員会の議論が移ってしまった。
正直、「おぉ~!なんて高度な匠の技だ!」と感動してしまった。そして同時に私が「この手法を私が使ったら、完全に干されるな」と思ってしまった。
ちなみに、最近の若い研究者には、意図的か無意識かわからないが、これに近い発言をする方が少なくない。で、やっぱり、そういう研究者は、距離が置かれるというか、干されつつある(干されつつあるのに、そのことを自覚していないのか意図的かわからないが、同じ言動を繰り返したりする)。
というわけで、結論です。やっぱり、なんだかんだで、国や自治体の委員会はおもしろいですよね!
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