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2010年3月 5日 (金曜日)

限界集落について考える。

過疎化などで人口の50%が65歳以上の高齢者になり、社会的共同生活の維持が困難になった集落のことを指します(大野晃(1991) 「山村の高齢化と限界集落」新日本出版社『経済1991年7月号』)。

また限界集落に次ぐ状態を「準限界集落」と表現することもあり、55歳以上の人口比率が50%を超えている場合とされます。さらに限界集落を超えた集落は「超限界集落」から「消滅集落」へと向かうとされます。この定義を知ると、とても限界集落が暗く捉えてしまいます。

2007年8月に国土交通省と総務省が共同で実施した「国土形成計画策定のための集落の状況に関する現況把握調査」によると、65歳以上の高齢者の割合が50%を超える集落の数は7878に達することが明らかになったそうです。そして、その集落の中で「10年以内に消滅」する集落は423とのこと、さらに「いずれ消滅」する集落は2220と予測しています。そしてマスコミは「同調査により、限界集落の厳しい現実が明らかになった」と結んでいます。

そんなに限界集落は暗いのか?

一方で、健康寿命という概念を用いると、限界集落の未来は決して暗いものではないように思います。健康寿命とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを指します。

2004年の世界保健機関の発表では、日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳で、世界第一位となっています。

健康寿命を用いて限界集落を考えると、まだまだ明るい未来が垣間見られるのではないでしょうか。

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