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2010年7月28日 (水曜日)

地域の活性化はどうすればいいのか。

前回のつづきです。

(質問)「景気の低迷と産業の衰退が叫ばれている「地方」の現状は?

(以下、私の回答)

●地方は、必ずしも悲観に覆われている状況ではない(楽観視しているわけでもない)。

●確かに地方には、シャッター通り、商店街における空き店舗の増加など、こちら(東京)から見ると悲観的な印象を受ける。もし彼ら彼女が悲観し危機感を持っているならば、既に何かの行動を起こしているはずである。しかし、実際は行動を起こさない場合のほうが多い(それは危機感がなく悲観していない裏返しともいえる。もちろん諦めている傾向もあるが、それ以上に前者の思いが強いと感じている)。

●一般的には中央は悲観、地方は楽観(というよりむしろ「達観」)である。

●マスコミは「地方の衰退」を報道するが、バブル経済が崩壊してから(場所によっては石油危機から)ずっと衰退してきても、未だに餓死者はでていない。

●夕張市は破綻したが、行政サービスがなくなったわけではない。確かに住民ウォンツは充足されなくなったが、住民ニーズは充足されている(ニーズを充足するのは、地方自治体の最低限の役割である)。

●地方は「過去と比較した上で」間違いなく縮小に向かっている。しかし「縮小イコール衰退」と捉える傾向を注意しなくてはいけない。「縮小イコール衰退」とは、必ずしもそうではないと考えている。

●そのような地方において、地域住民の意識は二極化している。第1に縮小を衰退として捉えて悲観さを感じ、実際に何か行動を起こす住民層である。第2に縮小の現実を目の当たりにしているが、必ずしも悲観ではなく(もちろん楽観視しているわけではない)、何も行動を起こさない住民層である。そして現状では後者の住民層のほうが圧倒的に多い(ちなみに前者をマスコミは取り上げるため、前者の住民が多い印象を受ける。しかし、実際は逆である)。

●前者と後者の住民層の違いは「その地域でずっと生まれ育っているか」と「その地域を一度出て、再び何かしらの事情で戻ってきたか」である。前者の場合は、比較対象がなく、自らの地域が危機的状況にあるということを(客観的に)実感として捉えていないことが多い(「今まで生きてこられたのだから、これからも生きていけるでしょう」という思いが強い)。

●後者の場合は、特に大学生として首都圏にでてきて、社会人経験をして、地方に戻ると「何もないじゃないか!」や「つまらないじゃないか!」などの理由から、主体的に動き出す場合が多い。

と、また続きます。

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