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2010年9月20日 (月曜日)

「B級ご当地グルメ」について考えた。

前回の続きです。それは様々な主体の参加である「全員参加」があげられます。様々な主体が参加している点も、成功している事例に多く見られます。

「B級ご当地グルメ」の多様な関係者による取り組みが、様々なアイデアを登場させることになります。その結果、「B級ご当地グルメ」が広がりを見せていくことになります。

また「気合い」(諦めない)も指摘できるかもしれません。「気合い」と書くと非科学的に感じられますが、この「気合い」が意外に大事であるように感じます。

「B級ご当地グルメ」の当事者に話を聞くと、「気合い」や「やる気」が俄然違っています。その思いに圧倒されます。そして、その背景には「危機意識」を持っています(この「危機意識」は行政には欠如しています)。この危機意識は、事業者であれば、自身の事業の倒産になります。そこで、「B級ご当地グルメ」でも何でもいいので、「顧」客を集めなくてはいけないという思考を持っています(B級ご当地グルメが成功しつつあるのは「顧」客を獲得したからである。顧客とは「顧」みる客と書きます。すなわち、リピーターの獲得になります)。

一方で、地元関係者であれば、地域が埋没していくことに対する危機感を強く抱いています。このことを私は「埋没地域」と称しています。埋没地域とは、現在展開されている都市間競争の中で、特徴や差別性を提示することができず、他地域や他都市との比較の上で、完全に埋もれてしまった地域を指します。

この埋没地域や埋没都市の最大の弊害は、「その地域や都市のアイデンティティがじわじわと埋没していく」ことにあります。私は毎年多くの地方自治体を訪問しています。その中で実感することは、地方自治体が持つ資源(ヒト・モノ・カネ)が歯槽膿漏的に崩壊しつつあり、「埋没地域」に向かって進んでいる場合が少なくないという事実です。埋没地域にならないために、「B級ご当地グルメ」を活用して、地域の知名度を向上しようとしていることも考えられます。

また「気合い」に関係して 「諦めない」ことも重要です。松下幸之助は、自らの事業の成功について、「世に言う失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけないのである」と述べています。つまり、諦めずに長期的な取り組みを実施していくところに成功要因があるということです(長期的な取り組みを続けるためには「楽しいこと」は条件です。その意味では、「B級ご当地グルメ」は楽しいため、無理なく続けられます)。

本気で「B級ご当地グルメ」を結実させたいのならば、同じことを何年も続け、必ず成功を導くくらいの心構えを持たなくてはいけないと思います。

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