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2010年9月15日 (水曜日)

「B級ご当地グルメ」について考えた。

先日、「真相報道バンキシャ!」という番組から、「B級ご当地グルメ」について取材を受けました。番組では、ちょこっとだけ、私が登場したようです。何よりでした。

以前も、同様なテーマで、朝日新聞から取材を受けました。相変わらず、「B級ご当地グルメ」はブームなんですね。取材を受けるにあたり、私の考えたことをまとめましたので、ここで記します。

まずは、「なぜ今、B級ご当地グルメがブームとなっているのか」という命題です。それは、次の理由が考えられます。

まずは、地域団体商標制度が影響していると考えられます。同制度により、地域名と商品名からなる商標がより早い段階で商標登録を受けられるようになりました。この地域団体商標制度を活用して、疲労しつつある地域が一つの景気として「地域おこし」を展開しようとする機運に盛り上がったことが考えられます。

地域が地域団体商標制度を活用することにより、他地域との差別化をすることが可能となります。この差別化とは都市間競争の中で負けない地域づくりの要諦です。

ちなみに、多々あるB級ご当地グルメの中で地域団体商標を出願しているのは、八戸せんべい汁、喜多方ラーメン、横手やきそば、姫路おでん、宇都宮餃子などがあります。何れも他地域との差別化を模索し成功しつつある地域と指摘できます。一方で、B級ご当地グルメの中には、商標登録を出願していない事例も少なくありません。

この動きは、「地域のこし」という観点からも考えられます。市町村合併などにより、旧来の地域名が消失しました。そこで、B級ご当地グルメをはじめ、現在の地域ブランドの取組みは、従来の地域名を残そうとする住民のアイデンティティの拠り所とも指摘できます。なお、この点は住民の地元志向とも関係しています。例えば、地元大学の進学や居住地の選択、就職先の決定なども、地元志向が強まっています。この地元志向というマインドが、地元の食を活用したB級ご当地グルメに結実しているとも指摘できます(つづく)。

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