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2010年12月22日 (水曜日)

自治体運営におけるSWOT分析。

この前のつづきですが、なぜ自治体は、行政課題を考えるときにSWOTを使うのですかね・・・。私は、「民が効率であり、公は非効率」というような、おかしな考えがあるからと思っています(誤解を覚悟で指摘すると、NPMの間違って解釈している影響があると思っています)。

そもそも「公」の世界と「民」の世界は、まったく世界が異なるのです。なので、民のシステムは気をつけて使う必要があると思っています。前回も指摘しましたが、SWOT分析の結果、推進戦略を使うのはなく、撤退戦略を使っている自治体が少なくありません。そして、結果として、自治体にとって採算のあわない行政分野(その多くが狭義の福祉)が切り捨てる傾向があります。これって、おかしいんじゃないかな。

自治体がSWOT分析を使うときは、本来、このマイナスの要因(弱みや脅威)をが「見える化」することに意義があると思います。見える化させることに最大限の意義があるのです。けど、採算の合わない行政分野が見えてしまうと、多くの自治体が(多くの理事者といったほうが具体的かもしれません)、マイナス要因を発見すると、それを改善するのではなく、切り捨てるという傾向が強いように感じます。

どうしても民間発の分析ツールであるSWOT分析を使うと、(民間がそうなので)マイナス要因を切り捨てるという結果になってしまいます。なので、私は職員研修などにおいて、SWOT分析を紹介しつつ、いつも問題提起として「それでいいのか」と皆さんに投げかけています。私はおかしいと思っていますが、おかしいと思っている私のほうがおかしいかもしれないので、問題提起として投げかけています。

というわけで、SWOT分析など、民間のツールに対する疑問は、まだまだつづきます。不定期になりそうですが・・・。

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