« その他災害対策を意図した条例。 | トップページ | 災害復興計画の形態。 »

2011年12月29日 (木曜日)

災害復興計画とは何か。

東日本大地震は様々な方面に甚大な被害を及ぼしています。

東日本大震災の前にも、実は様々な災害が発生しています。例えば、阪神・淡路大震災(1995年)があげられます。また、2000年の三宅島噴火災害や鳥取県西部地震もあります。さらに、2004年には兵庫県を中心に台風23号災害があります。そして福岡県西方沖地震(2005年)もあります。そのほか、2007年の能登半島沖地震や新潟県中越沖地震など枚挙に暇がありません。

災害による被害から立ち直るために、地方自治体は「災害復興計画」という行政計画を策定しています。ここでは、その災害復興計画について概略的に紹介します。

今回取り上げる災害復興計画の定義は、「地方自治体が地震や台風などの自然現象により発生する被害から、着実かつ創造的な復旧・復興を図ることを目的に策定される行政計画」とします。

具体的には、2000年の三宅島噴火災害を受けて「三宅村復興基本計画」という災害復興計画を策定しました。また、2004年の新潟県中越地震から立ち直るために「栃尾市復興計画」や「十日町市震災復興計画」などがあります。災害の後、必ず災害復興計画を策定する義務はありませんが、多くの地方自治体は同計画を策定する傾向があります。

東日本大震災を受けて、被災した地方自治体が災害復興計画を策定しつつあります。宮古市(岩手県)は「宮古市東日本大震災復興計画」を策定しました(2011年10月31日策定)。

同計画は「東日本大震災からの復興に向け取り組むための指針とし、多岐にわたる復興対策を迅速かつ着実に実施するための総合的な計画」という位置づけになっています。今回の宮古市東日本大震災復興計画は「基本計画」というスタンスをとっています。今後は、策定した基本計画の具体的な実現手段を示す「復興事業の推進」と「地域別の復興まちづくりの推進」を掲げる「推進計画」を策定していく予定です(推進計画は2012年3月策定の予定です)。 

宮古市に限らず、仙台市や福島市、白石市(宮城県)などと、相次いで災害復興計画が策定される予定です。国の取り組みは遅々としていますが、現場に近い地方自治体が積極的に動き、住民や事業者等の関係者の意向を取り組みつつ、災害復興計画を策定する動きが活発化しています。

|

« その他災害対策を意図した条例。 | トップページ | 災害復興計画の形態。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 災害復興計画とは何か。:

« その他災害対策を意図した条例。 | トップページ | 災害復興計画の形態。 »