« 今夜の食事。 | トップページ | ホテルの窓から。 »

2012年8月12日 (日曜日)

本当に求める「望ましい職員像」は何か。

①いかなる業務においても住民ニーズは何か探ることを忘れず、その具体化のために迅速かつ、主体的な行動を行う職員
②慣習や先例にとらわれない新しい行政のあり方を追求するチャレンジと最大限の能力発揮を行う職員
③環境変化と多様化・高度化する住民ニーズに対して、絶えざる意識改革と自己研鑽を行う職員
④行政サービスに携わる使命感と責任感を持ち、常に職務遂行に全力を傾ける職員

上記は、ある自治体において求める「望ましい職員像」です。どこだと思いますか。新宿区?磐田市?秋田県?戸田市?熱海市???すべて当てはまるような当てはまらないような・・・。実は、この5自治体の「望ましい職員像」ではありません。

この「望ましい職員像」を検討し構築する際に、きっと担当課は悪戦苦闘しながら考え、自分たちの地方自治体にとって「望ましい職員像」を導き出したと思われます。けど、よく眺めると、どの地方自治体でも通用するフレーズであることが多いのです。

自分たちの自治体ならではの「望ましい職員像」を確立するためには、大前提として自らが勤務する地方自治体の特徴を明確にしなくてはいけないと思います。 その地域で生活する住民性や空間的特徴などをしっかりと把握する必要もあります。

自分たちの地方自治体の特徴の把握するためには、自分たちの地方自治体と比較する地方自治体を明確にする必要があります。 少し大げさに言うと「自分たちの勤務する市役所のライバル市はどこですか」となります。

分権時代においては、模倣はダメです。独自の政策をつくる必要があり、そのためには独自の人材を育成していく必要があります(もちろん、全員が「独自」になる必要はないと思います)。ライバルという対象自治体を明らかにしてこそ、自分たちの特徴が明確になってきます。

自治体の「望ましい職員像」には、「果敢」 「挑戦」 「市民主体」「自律(自立)」「情熱」という文言が多く登場してきます。それを組み合わせると、 「何ごとにも果敢に挑戦し、自律さを内包し、市民主体と同時に情熱を持つ職員」が理想となりますが、こんな職員はいないでしょう・・・(いや、数人はいるかもしれない)。

そもそも、言い方に語弊があるかもしれませんが、「それほど果敢でありたくない」や「そんなに挑戦したくない」という意識が潜在的にあるから、職業選択の際に公務員(自治体職員)になったのではないでしょうか(言い過ぎ?けど、そういう学生が多いです)。 そういう人に、上記のスローガンは酷です(私見)。

本当に、自分たちならではの「望ましい職員像」を構築していく時期にきているのだと思います。

|

« 今夜の食事。 | トップページ | ホテルの窓から。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本当に求める「望ましい職員像」は何か。:

« 今夜の食事。 | トップページ | ホテルの窓から。 »