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2012年12月19日 (水曜日)

政策形成手法の紹介。

【質問】よく「政策形成能力が大事だ!」なんて言われるんですけど、どんな能力なの?

この政策形成能力も様々な定義があるんだ。私も、どの定義も正しいような気がしている。その中で、私の定義は「問題を発見し、その問題を解決するため、一定の政策目標を立て、それを実現するために必要な枠組み・しくみをつくり上げる能力」と捉えている。

 

そして、この中で特に重要なのは「問題を発見する」という点だと思っている。というのは、本屋さんに行くと「問題解決の手法」の本が沢山あるよね。例えば、SWOT分析とかマトリクス分析や3C分析など・・・。けど、そもそも「何が問題か」が発見できなければ、その学んだ問題解決の手法がまったく使えないよね。その意味で「問題解決が一番重要」と思っているんだ。  

 

なので、問題を発見できれば、その問題は8割くらい解決できていると言ってもいいと思う。なぜならば、問題さえ発見すれば、既存の政策づくりのフレームワーク(フレームワークとは「思考の枠組み」という意味になる)を当てはめていくだけのことだから。

 

簡単にまとめると、政策形成能力は「問題を発見する能力が一番大事!」と言うことができる!


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上記は、彩の国さいたま人づくり広域連合(埼玉県庁等の外郭 団体)の政策情報誌「Think-ing」に、「政策形成の手法の紹介」というテーマで寄稿した原稿の一部になります。来春に発行かな・・・。楽しみです。

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