« 禍福は糾える縄の如し。 | トップページ | 自治体の自主勉強会ってどうよ。 »

2013年5月30日 (木曜日)

某管理職の発言。

「いまの若手は、ぜんぜん政策がなっちゃいないから、Mさん、指導をお願いしますよ!」

「政策づくりとは何かがわかっていないんですよね、若手は。でてきた政策が政策の体をなしてないでのすよ!」

「しかも、まったく実行性がないし、頭でっかちの政策なんですよね・・・。若手は何を考えているのか・・・」

との発言は、某自治体の管理職さんです。つづいて、管理職さんは

「いま、うちの自治体は人口が減っちゃって大変なんです。もう20年も人口が減り続けています・・・」

「税収の厳しく、このままだと、わが自治体の未来はありません・・・(ため息)」

と、気苦労されている様子です。

①人口も税収も減って大変で、そんな時期だからこそ、政策力が求められる。②けど、いまの若い職員は政策がまったくない。③そこで私に研修の依頼がきた、という感じです。

この管理職さんの話を聞いていて、ずっと違和感を持っていました。というのは、管理職さんは、「若手が政策力がない」ということを強調しています。ということは、たぶん、「自分たちは政策をしっかりつくっている」というニュアンスが込められているのだと思います。「自分たちは政策力あるのに、若手はない・・・。なんじゃ、こいつらは!」という雰囲気が伝わってくるのです。

けど、その管理職さんたちが、政策をつくってきた過去20年間は、ずっと人口が減少し、税収も減り続けているのです。この「人口」と「税収」という観点から考えると、管理職さんたちがつくってきた政策は「間違っていた」と捉えることができるのです。つまり、管理職さんたちは、既に政策力がないひことが証明されているのです。

そのように考えると、もしかしたら、管理職さんたちが実施してきた政策と「真逆」のことをすると、政策は機能するのかもしれないのです。

いずれにしても、自分たちの過去を棚に上げて、「いまの若いやつは・・・」と言い続ける姿に、違和感を覚えました。意外に、こういう管理職さんって多いのですよね。まずは、自分たちの過去を顧みることからはじめないといけないと思います(私は過去の失敗から学ぶようにはしています。けど、また失敗しちゃうのですけどね・・・)。

|

« 禍福は糾える縄の如し。 | トップページ | 自治体の自主勉強会ってどうよ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 某管理職の発言。:

« 禍福は糾える縄の如し。 | トップページ | 自治体の自主勉強会ってどうよ。 »