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2013年5月25日 (土曜日)

シティプロモーションの意味は明確ですか。

「シティプロモーション」や「シティセールス」というカタカナを日本語(漢字・平仮名)表記にすると何になるのでしょうか?いまいちわからないのですよねぇ・・・。カタカナって、気を付けて使わないといけないですよね。

ちなみに、下は、各自治体の定義になります。わかったような、わからないような・・・。

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私が思うことは、シティプロモーション(シティ・セールス)は、「①都市・地域の売り込み」と思っています(そのためには、誰に対して何を売り込むのかが明確にならないといけません)。ちなみに、これはまずは、既存住民と潜在住民にわけられます。

また、「②自治体名の認知度の向上」でもあると思います。これは潜在住民が対象である。 さらに、既存住民に対して、「③愛着心の形成を促す」ことも重要です。 ①~③を手段として、目指す目的は「定住人口と交流人口を減少させない、できれば増加させていく取り組み」と考えています。

皆さんの自治体が取り組んでいるシティプロモーション(シティセールス)の意味は明確ですか。この不明確なところに、そもそもの問題があるような・・・。

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コメント

>最近のシティプロモーション(シティセールス)って、出羽守(でわのかみ)化しているんですよね。

自治体のやることって、そういうものが多い印象を受けますね。
地域活性化の有効な打ち手が見い出しづらい中、成功事例を模倣(研究することは非常に重要)したり、ゆるキャラやB級グルメなどブームに乗っかり、あわよくばという気持ちは分からないでもないですが、どうも取り敢えず何かやってることに満足している、あるいは満足していると錯覚していたいように見えてしまいます。

私自身、分かりやすい形で地域活性化に直接関わる業務ではないので、また、そのような部署に異動しても、よい政策が打ち出せるかはかなり疑問なので、批判ばかりではダメだとは思うものの、シティープロモーションの例で言えば、そのやり方はダメでしょと誰か言ってやる必要があり、私の自治体では、それを言うことが自分の発揮できる価値の一つかなと考えています。


>ここに、自治体のレベルが垣間見られます(レベルの低い自治体に住んでいる住民はかわいそう・・・って、言い好すぎですかね)。

その通りですね。
これまで私の自治体は、平均点よりはいいかな・・・と思っていましたが、今回の件で、その取り組みに驚きとともに、落胆しました。
(自分もその構成要員であること、またこれまで自慢できるほどの価値を発揮できていない自分への反省もしながら・・・)

シティープロモーションは、まだ具体的な取り組みまで至っていないので、周りから「レベル低っ!」って思われないうちに、鹿児県の上海研修のような非常に大胆な政策を打ち出して市民から批判を受けないうちに、軌道修正を提案したいと思います。

投稿: IO | 2013年6月12日 (水曜日) 07時42分

IOさま
コメントありがとうございます。最近は、プライベートでバタバタしていて、ようやく本日、落ち着きました。

最近のシティプロモーション(シティセールス)って、出羽守(でわのかみ)化しているんですよね。どこどこ自治体「では」取り組んでます。また、あれこれ自治体「でも」実施しています。なので、うちでもやんなきゃ!という感じです。

まったく無意味ですよね。そういう自治体が目的が不明確なのです。ここに、自治体のレベルが垣間見られます(レベルの低い自治体に住んでいる住民はかわいそう・・・って、言い好すぎですかね)。

ある自治体は、シティプロモーションに成功している!と、よく先進事例の扱いを受けます。確かに、新聞などのマスメディアに登場することは多く知名度も向上しています。

けど・・・

定住人口も交流人口も低減し(交流人口は一時期増えたけど、いまは減少中)、税収も減少しています。この状態で、シティプロモーションが成功したなんて、ちゃんちゃらおかしいのです。知名度が向上しても、たったそれだけで、なんら自治体政策に貢献していないのです。

だからこそ、単なるブームに流されることなく、冷静な視点から検討していく必要があります。まさしくIOさんのおっしゃるとおりです。

ちなみに、最近のシティプロモーションは、広告会社に数千万円投げて進めてもらうことが多くなっています。他人依存のシティプロモーションであり、定住も交流も増加していない意味のないシティプロモーションであり、新しい公共事業(ここでは悪い意味で使っています)と化していると、私は捉えています。

本当のシティプロモーションを、私は進めていきます(と考えていて、もうすぐ実行に移します)。

投稿: M主任研究員 | 2013年6月 7日 (金曜日) 16時37分

おはようございます。
2月に政策形成に関する研修でお世話になったものです。

私は、「シティープロモーション」、「シティーセールス」の最終的な目的は、継続的な自治体運営に必要な財源(できる限り自己財源)の維持、増大と考えています。
そして、それを達成するために、定住人口や交流人口の維持、増大、企業の誘致、企業が撤退しない取組などがあり、それらを達成するための戦略を考える必要があるかと思います。

各自治体の「シティープロモーション」、「シティーセールス」を見させていただくと、定住人口等の促進など目的が明記されているものもあれば、よくわからないけど、それを達成したらどうなるの?というようなものもあり、後者については、そんな状態で貴重なリソースを投入し続けていいの?と思ってしまいます。

ライバルは、仮に想定していても公にしづらいので、記載はされていないのが普通でしょうか。

ご多分に漏れず、私の市も「シティープロモーション」に取り組みはじめているのですが、今のところ目的が設定されていません・・・。
そんな状態で、戦略を考えようとしているところが、また、そのことに疑問を感じないところが驚きです・・・。
とはいえ、自分なりに具申はしてみようと、考えています。

投稿: IO | 2013年6月 5日 (水曜日) 07時36分

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