自治体学。
●自治体学(じちたいがく)
田村明・法政大学名誉教授は自治体学について、次のように説明している(趣旨)。それは、「都市計画・教育・安全・福祉・医療等の公共政策に関する問題を幅広く包括し、これらを総合的に自治として考えようとする。そして特に『理論』と『実践』の融合を図り、特に実践を伴う『学』と『術』の両方に意味がある点が自治体学の特徴」である。
そして、自治体学の立場として、次の3点があげられる。①現実に立ちながら常に現状への批判精神を持つ。②広い視野を持ち、国際的未来的な展望のもとに現実を考える。③ビジョンを提示して、同時に現実問題処理の具体的な政策・手法を構築する、である(田村明(2000)『自治体学入門』岩波書店)。
ちなみに、私は自治体が実施する政策に関心があるため、「自治体政策学」が専門と思っている。いや、実際に現場で取り組んでいるから、「実践自治体政策学」が専門かもしれない。
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