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2014年3月 7日 (金曜日)

大学と自治体のキャップ。

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こんな時もあります。けど、野菜は採らなくちゃいけないので、ちゃんと採っています。

最近、文科省が大学の地域貢献を進めていますが、あまりうまくいっていないという話もよく聞きます。補助金が終わったら撤退しちゃう大学も少なくなく、その場合は、単に地域をかき乱しただけで終わっています。また、大学教員に地域活性化のノウハウもないことも多く、まったく効果があがらない、むしろ悪くさせている場合も少なくありません。そのほか、いろんな「うまくいかない事例」を聞きます。なお、ここで言う「地域」は「地方自治体」を想定しています。

先日、聞いたのは、こんな事例です。

大学は、基本、「帰納的である」ということです。つまり、ずっと地域にかかわって行って、5年後にこんな成果になりました!ということです。もちろん、逆の場合もあり、ずっと地域にかかわって行って、5年後に成果がでないことがわかりました!そして、これも立派な研究です!なんてことも多々あります。

一方で、地域は、基本、「演繹的である」ということです。特に地方自治体は、原則、単年度主義ですので、1年間で結論をださなくてはいけません。そのためには、ある程度、目標を設定し、それに向かって動いていかなくてはいけません。しかし、機能的な大学には、そういう発想がありません。「じっくり調査して、いい結論をだそう」と。しかも、その結論も、明確な善の結論でして、「いろいろやったけど、成果が出ないことがわかりました」という結論は論外です。しかし、論外な大学が意外に多くあります。

この「帰納的な大学」と「演繹的な地域」にギャップがあり、うまくいかないというのです。確かに、そんな感じがします。自治体職員と大学教員が話していると、まったく話がかみ合わないことが多々あります。その背景は、帰納と演繹の違いにあると実感しています。

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