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2014年4月14日 (月曜日)

政策形成の罠。

●政策形成の罠(せいさくけいせいのわな)

問題を解決するために政策を提案するが、提案する政策が増えれば、その政策に関連する利害関係者等の調整に労力や時間が費やされ、政策が実施段階に進まないこと。あるいは、政策が実行されても多大な調整により、当初期待していた政策の効力が発揮されないこと。

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企画部門が、よく陥る罠です。目の前にある問題を解決しようと、次から次へと政策(事業を含む)を提案します。しかし、提案の過程で、庁内の利害調整、庁外の合意形成に時間がとられ、政策が一向に進みません(政策が一向にはじまりません)。

また、政策がはじまっても、当初の予測ほどの効果があがりません。その理由は、庁内利害調整、庁外合意形成の過程で、政策案が縮小化され、当たり障りのない、そしてやっても意味のない政策に変化しているからです。

企画部門と調整部門をしっかりと分けることが大切です。自治体シンクタンクは企画部門という位置づけです。そこで、自治体シンクタンクが調整業務に入ると、それは自治体シンクタンクではなくなります。この点は、注意する視点です(←特定の自治体のことを言っているのではなく、一般論です。念のため)。

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