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2014年9月 8日 (月曜日)

『自治体の法規担当になったら読む本』の感想。

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かなり前になってしまいましたが、塩浜さんから著書『自治体の法規担当になったら読む本』をいただきました。ありがとうございました!いただいて、すぐに読み終えたのですが、感想を書こう書こうと思っていて、こんな時期になってしまいました。感想を下記します。

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自治体職員の仕事は、原則、法的根拠がある。その法に基づいて、仕事を進めていくのが自治体職員である。その意味では、法に自治体職員は身近でなくてはいけない(法と自治体職員は密接でなくてはいけない)。しかし、多くの自治体職員は「法」とは縁遠いように実感しているようだ(むしろ、法を毛嫌いしている自治体職員が多いかもしれない)。

「法と自分(自治体職員)の間には、かなりの距離がある・・・」と感じている自治体職員にとって、「実は法って意外に近くにあるんだよ」や「身近な存在で怖いものぢゃないよ」などと教えてくれるのが同書である。

書名には「自治体の法規担当になったら読む・・・」とある。しかし、同書は法規担当だけではなく、自治体職員全員や自治体職員を目指す者にとっても、とても有益である。もちろん、私にとっても有益であった。 特に同書は実務を経験してきた自治体職員により執筆されているため、現場目線で書かれている点が非常に有益となっている。法を目の前にして、自治体職員が必ず立ち止まってしまう点が「実は、そんなに難しいことぢゃないんだよ」という観点から平明に書かれている。その意味でも、とても「使える」本である。

本書は冒頭に「日頃の仕事をしやすくする「コツ」や「ヒント」をちりばめました」と言及されている。まさしく、日々の仕事を効率的に進め、効果的な成果をだすために、法的な観点からやさしく書かれている。 いま、自治体の現場では「地方分権」という名のもとで、わけのわからない仕事(雑務)が増加している(地方分権と言うとよく聞こえるが、現状では実態は仕事の押しつけである)。そのため多くの自治体職員は、にっちもさっちもいかない状態に陥りつつある。その状況を打破する視点も随所にちりばめられている(仕事を効率的にかつ効果的に進めていく一手段も書かれている)。まさに「いまの自治体職員」に求められている図書だと思う。

最近の私は、もっぱら政策形成に関する研修や講演が多い。たまに政策法務に関する研修や講演にも呼ばれる。その時は同書から得られた新しい知見を紹介しようと思う。また、政策形成においても使える点が多々あるため、機会あれば例示していこうと思う。また、研修などでは、必須文献として参加者に薦めようと決めた一冊である。

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コメント

kei-zuさま
コメントありがとうございます。また、図書もありがとうございました。もう一冊もありがとうございます。こちらも、拝読させていただきましたので、近いうちに、こちらに感想を書きたいと思っています。

最近は、非常にドタバタとしており、いろいろと仕事が遅れて、大変なことになっています。なんとか、乗り切りたいと思っています。

投稿: M主任研究員 | 2014年9月19日 (金曜日) 23時14分

 お取り上げありがとうございます。
 また、過分のお言葉をいただき恐縮です。

 ご指摘のとおり、書名に比して間口の広い本になったかと思います。
 これも、自治体行政が直面する課題について、法的な側面から解決を探る可能性に、より多くの職員が気づいてほしいと思うところによります。

 引き続きよろしくご指導をお願いいたします<(_ _)>

投稿: kei-zu | 2014年9月 8日 (月曜日) 23時08分

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