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2015年4月22日 (水曜日)

地方圏と都市圏の意識の差。

今年度は、比較的多く地方にも足を延ばして、地方の政策づくりの後方支援をしています。昨年度、いろんな理由から、2自治体をお断りしたので、「少しは時間ができるかな」と思っていたのですが、さらに多くの自治体と関わることになったので、よりドタバタしています。けど、「呼ばれるうちが花」なので、頑張ろうと思っています。

地方都市に限らず、私のかかわった自治体に行って、たまに夜は、地元の居酒屋で一人で飲んだりしています。店員さんに「これこれこういう理由で、この自治体にかかわっているのですよ」と話します。その反応で、その自治体に可能性があるか、ないかが何となく理解できるようになってきました。

やはり人口流出には、それなりの理由があるわけです。その最大の理由は、「未来を感じない」ということに集約されると思います。この自治体に住んでいたとしても、未来はない。なので、この自治体に未練はあるけれど、新しい自治体に行くという感じです。先日も「うちの子ともには戻ってくるなと言っている」という発言や「今まで、ここに住んでいたけど、いまは引っ越して、この店まで通っている」という発言がありました。その発言した人たちに、そういう発言をした理由を聞くと、最終的には「未来が感じられない」ということに行きつくわけです。

私の経験からですが、なんだかんだ言って都市圏にある自治体職員のほうが、危機感を持ち、現状を打破する傾向があります。現状を打破して、未来をつくって行こうという気持ちが少しはあります。私は、その気持ちを見つけ出し、火をつけることが役割と認識しています(そして火をつけたらいなくなります。そのため、私は、ある意味、放火魔なのです)。

一方で、本来、地方圏の自治体ほど危機感を持たなくてはいけないのに、実は、危機感がないのです。口では「大変だ」と言っていますが、実はのんびりしています。「もっと打ち合わせしましょうよ」→「いや、この程度でよいです」や、「ここをこうすれば、改善できますよ」→「庁内調整が面倒なので、このままでいい」という具合です。東京圏も某自治体は「そうですね。もっと頻繁に打ち合わせさせてください」や「庁内調整は・・・という観点から進めれば大丈夫です。やりましょう」となるわけです。すごい差です。

基本的には、地方圏の自治体職員は、その自治体に住んでいて、かつ勤務している状態なので(職員=住民)が多いわけです。東京圏は意外に違います。そこで、住民としての側面も持つわけですから、もっと危機感を持っていいはずなのに、そんな感じはありません(危機感はあるのですが、行動しないのかもしれません。それは危機感を認識し、危機感を無視している時点で、もっと悪いです)。

たまたまかもしれませんが、全体的に都市圏(特に東京圏)の自治体は危機感を持ち、地方圏は危機感を持たないという状況が、この1ケ月間で垣間見ることができました。

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