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2015年5月25日 (月曜日)

CCRCについて考えた。

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今日のホテルの窓です。今年度は、昨年以上にホテルに泊まりそうです。この状況がいいんだか、悪いんだか、わかりませんが、適度に頑張ろうと思います。

先日、講演でCCRCについて質問を受けました。国の資料を読むと「都会の高齢者が地方に移り住み、健康状態に応じた継続的なケア環境の下で、自立した社会生活を送ることができるような地域共同体」と定義しています。CCRCとは「Continuing Care Retirement Community」の略になります。ちなみに「Coconut Boys」はCCBになります。CCBは、いまも継続しているのか、気になります。

で、国の日本版CCRC構想有識者会議の議事録などを拝見すると、首都圏の元気な高齢者の地方圏への移住を検討しているようですが、元気な高齢者を首都圏の自治体が手放すとは思えません。元気な高齢者は、首都圏においても、当然、市場価値は高いわけです。

また、アメリカの事例を見ると、高齢者というより、まだ現役の50歳前後の人たちが地方圏に移住しているのをCCRCといっている場合もあります。日本のように「元気な高齢者」ではなく、リタイヤを見据えた現役世代が首都圏から地方圏に移住しています(そもそも「元気な」という枕詞が着く時点で違和感を感じます)。

そして、アメリカの人たちが地方圏に移住すると、「起業する」傾向が強いようです(「ようです」と書いたのは、まだ数文献しかあたっていないからです。現場に行き、実際の状況を見たわけではないので「ようです」となってしまいます)。そもそも起業する意識が強いため、現役世代が何も気にすることなく、首都圏から地方圏に移住できるわけです。地方圏に行っても、生活の糧があるから、「地方圏に行く」という選択肢があるのですね。ちなみに、アメリカの起業率は約12%、日本の起業率は約2%と差があります。

そんな状況を見ると、CCRCの定義は「リタイヤを控えた都会の現役世代が地方に移り住み、健康状態に応じた継続的なケア環境の下で、自らの生活の糧を得て(その中でも重要なのは起業)、自立した社会生活を送ることができるような地域共同体」と提起できそうです。

そのほか、いろいろと考えると、今、国が検討しているCCRCは、現実的に厳しいのではないかと勝手に思っています。

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