定住人口を増やすポイント。
いよいよ今日から連休です。1980年代から1990年代のドラマを見たいと思います。ところで、写真は「静の舞」です。とてもいい席で見ることができました。関係者の皆さんに感謝です。
昨日の続きですが、視察先選定の大きな間違いは、「A市はシティプロモーションの先進事例だから、定住人口も増加させているだろう」と勘違いしていることが多々あるわけです。
議員さんや自治体職員さんの多くは、先進事例がイコール成功事例と短絡的に考えている傾向があります。ここに視察先選定の大きな間違いがあるのです。
当たり前であるが、シティプロモーションを実施すれば、確実に定住人口が増加するわけではありません。むしろ、シティプロモーションを推進しても、定住人口が減少している自治体のほうが多いと思います(が、これはシティプロモーションに戦略性がないからです。戦略をもって中長期的な観点からしっかりやれば、ある程度、目に見える効果はでてくるというのが私の考えです)。
議員さんや自治体職員さんが「わが市の定住人口を増加させたい」と考えるならば、シティプロモーションに取組んでいる自治体に視察に行くのではありません。正しい視察先の選定は「定住人口を増やしたければ、定住人口が増えている自治体に視察に行く」という当たり前の思考です。もちろん、そのためには政策研究をしっかりと実施しなくてはいけません(この政策研究が貧弱な点に視察先選定の大きな間違いを生じさせてしまいます)。
しかし某議員の視察の実態は「シティプロモーションに取組んでいるし、なんとなくあの自治体は先進的だから、きっと定住人口を増やしているだろう」という理由で視察を選んだと推察されます。この安易な思考は注意しなくてはいけないと思います。
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