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2018年1月12日 (金曜日)

シティプロモーションの光と影。

17091

窓の外は、こんな風景のホテルにも泊まりました。いろんなホテルに泊まってきました。

昨日の続きですが、『シティプロモーションの光と影』(時事通信社)での、「はじめに」は、下記のようにしました。

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本書は、「地方行政」(時事通信社)において20回にわりた連載した「シティプロモーションの光と影」をまとめたものである。

本書は、2017年時点におけるシティプロモーション(シティセールス)の具体的取り組み紹介と、成功するための実践的な視点を紹介している。筆者(牧瀬)だけの考察では、具体的な取り組みの部分が弱くなってしまう。そこで本書は、シティプロモーション活動を推進している地方自治体と共同で執筆した。

本書で登場する自治体は、戸田市、春日部市(以上埼玉県)、八王子市、東大和市、羽村市(以上東京都)、龍ケ崎市、境町(以上茨城県)、相模原市(神奈川県)である。 これらの自治体を選定した理由は、政令指定都市、中核市など人口規模を考えたからである。また、シティプロモーションに取り組んで10年が経過した自治体に加え、5年や1年と実施期間も考慮して選定した。そうすることで、読者がシティプロモーションに取り組む上で、何かしらのヒントを提供できると考えている。  

筆者だけの思い込みかもしれないが、昨今のシティプロモーションは矮小化されていると感じている。現在のシティプロモーションは、金太郎飴状態である。「金太郎飴」と聞いても、若い読者は理解できないかもしれない(少なくとも弊学の学生には意味が通じなかった)。この意味は「金太郎飴とは、どこを切っても切り口に金太郎の顔が現れる棒状の飴である。そこから転じて、似たり寄ったりで違いのないこと」である。

シティプロモーションに取り組むどの自治体も、ブランドメッセージ(キャッチコピー)をつくり、ロゴマークを決定する。同じパターンである。本来、地域性が異なるように、自治体ごとにシティプロモーションも違ってくるはずであるが、まったく同じである。 さらに悪いことに、ブランドメッセージやロゴマークを「使うこと」が目的化されている(ブランドメッセージやロゴマークをつくってしまったので「使わなくてはいけない」という発想に陥っている)。シティプロモーションは、こんな小さな取り組みだったのだろうか。 もちろん、ブランドメッセージやロゴマークを決めることも、シティプロモーションの一つの取り組みと思う。そして、そこに価値を感じている自治体もあるとは思う。

筆者が考える、シティプロモーションの意義は、自治体改革を促すことである。自治体そのものの転換と言ってもよいと思う。そして改革や転換を促すためには、自治体職員一人ひとりの意識の変化が求められる。シティプロモーションは、自治体職員の意識をよい方向に変えていくのに、とても適した取り組みである。

本書で登場した自治体は、職員の意識が変わり(変わりつつあり)、自治体として大きく飛躍しつつある事例でもある。 本書がシティプロモーションを検討する自治体に対して、何かしらの知見を提供し、少しでも力になれたら幸いである。

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