議会改革の現状の評価と課題を教えてください。
議会改革について、次のように回答しました。
- 議会が住民に近づいたり(住民が気軽に議員と話せるようになったり、住民が議会に意見を言うチャンネルが増えたり)、議員提案政策条例が増加したりするなど一定の成果は見られつつあります。これは評価できます。
- 一方で、議会の中には「議会改革の日常化」という現象も生じていると思います。実は議会改革は26年間も続いています。その事実は、26年間に目に見える成果が表れていないことの裏返しともとれます。
- 議会改革の日常化を招いてしまう原因は、①議会改革を評価していない、②議会改革のゴールを決めていない、ことに集約されます。議会改革を実施している当事者(議員や事務局職員)は、何度も委員会を重ねて、かつ先進的と言われる議会を視察するという行動をしているため、議会改革は進んでいると考えています。しかし、それが日常化している事実に意外と気が付いていません。
- 一定の評価はできますが、再度、議会改革を冷静に見つめなおす時期にきていると思います。いまは改革合戦という状況でもあり、決してよいとは言えません(短期的に住民の支持は得られるかもしれません。しかし中長期的には議会は疲労し、住民の福祉が減退するかもしれません)。
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