ホテルの窓からと堂々めぐり。
先日、宿泊したホテルの窓からです。8月の私は停滞していましたが、9月には盛り返しました。そんな9月を経て10月になり、ますます適度に頑張ろうと思っています。
数年前から、某自治体のある施策のアドバイザーをしています。私が現地に行ったり、定期的にオンラインで打ち合わせをしているのですが、議論が、いつも堂々めぐりで、数年前から進歩した感がありません。
私が直接事業を進められたり、その権限があるならば、さっさと事業を実施し、その過程で、適宜修正して、よい内容としていきます。まさに「走りながら考える」です。今まで、そのようにしてきました。このほうが、はやく成果がでると実感しています。
ところが、今回は、私は「アドバイス」するという立場なので、事業の主体者にはなれません。そこで、毎回、意見交換でアドバイスをしているのですが、「庁内の調整が・・・」「地元の合意がとれてなく・・・」など、毎回、聞く内容は同じなのです。
庁内の調整なんて、トップに働きかけ、一気に進めるのがベストです。トップに働きかけて、トップが動かないならば、その施策はやめてしまえばよいと思います。やめた結果、行政資源がうくので、それを別の施策に充当したほうが賢明です。
地元の合意形成も必要でしょうか。もちろん、合意形成はあったほうが望ましいのですが、100%の合意形成を求めると、500年くらいかかってしまいます。そもそも、今回進めようとしている施策は、そんなに合意形成を必要とするものではありません(と、私は考えている)。
話はやや変わりますが、民間企業が商品やサービスをつくるときに、当該民間企業の顧客と合意形成をとるのでしょうか。まぁ、商品やサービスに関して、多少の意見を聴取するかもしれませんが、合意形成をとることはありません。そんなことをやっていたら、300年たっても、商品やサービスを提供することはできません。
結局は、「様々な理由をつけて、施策を進めたくない」としか思えないです。時間は有限ですから、ちゃっちゃとやって、悪い点が見つかったら、その都度、改善していくほうが、私は効率的ですし、成果もでると思います。
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