この時期になると、私の講義の感想が届きます。感想をよせてくれた学生さんの許可をとっているわけではありませんが、紹介します。
こんなメールが届きました。
---
お忙しい中、お時間を裂いて半期間ご講義頂きましてありがとうございました。 私は先生の講義を昨年と今年、受講させて頂きましたが、毎回非常に興味深い話題を学生に提供して下さり、ためになる講義だったと感じています。 以下、私が感じた講義の感想です。取りとめのない話ですが、お時間ありましたらご一読頂けると幸いです。
先生が講義の中でお話頂いた「学力低下」の問題は、本大学で勉強している学生自身も感じることがあります。例えば、私が所属しているゼミの学生を例にすると、 机の上に携帯を出して平気な顔でメールを打つレポートの内容はwebからのコピペ一般常識の欠如しています(農業を学んでいる学生にも関わらずTPPすら知らない学生もいるのが現状です)。
最近では、スマートフォンの普及により授業中、ツイッターで隣の学生と通信をしているありさまです。皮肉なことに情報端末の高度化と学力は反比例するようです(笑) このような大学の状況を危惧し、問題意識を持って講義をなさって下さった点は非常にありがたいと感じました。
先生のように、今の学生はどのような点が問題なのか、またそれを打開するためにどのようにすべきかを、具体的に提示して下さった先生は、私が3年間講義をして下さった先生のなかで牧瀬先生だけです。 多くの先生方は長く高等教育の現場に携わってこられたはずなのに、「学力低下」に対する危機意識が大変薄いように感じます。その理由は私には分かりませんが、高給な給与をもらい、65歳まで身分が保証されている状況では「学力低下」など対岸の火事なのでしょうか?先生はどのように感じますか?
また、先生の授業では教養を養う話をたくさん提供して下さいました。私は、自分の知らない単語やキーワードを小さなノートにまとめるようにしているのですが、先生の講義のおかげで、ノートの中身がだいぶ充実しました。 私も含め、今の学生は一般常識とマナーが欠如した人が本当に多い気がします。ゆとりまっさかりで育った私たちに世代はツケが今頃になって表れている気がします。講義を通じて、改めて一般常識の欠如を認識した次第です。
広く様々な分野に興味を持ち、新聞をなるべく読むように心がけたいと思います。 授業のこととは直接関係ありませんが、私のバイト先と地方自治体について考えたことがあるので書かせて頂きます。私は浦安市にある某テーマパークでショーの案内のアルバイトをしているのですが、このテーマーパークを運営している会社は本当に横のつながりができてるという印象を受けています。 例えば、パレードの案内をするのに、混雑で案内する係りが不足するとアトラクションから応援にきてくれたりします。中にはショーの案内などしたこともない人もいたりします。アトラクションで係りが不足したときはショーの案内の係りが手伝いにいったりもします。当然スキルなどありません。
また、雷雨で屋内退避の指示が出るとアトラクション、商品、セキュリティー関係なくお客様の誘導にあたります。 お客様から受けた質問は他部署の事項でもお調べして回答します。 以上の話はサービス業であれば、当然と言われるかもしれませんが、部署を超えたチームワークの良さはいつも圧巻しています。 このような横との連携体制が地方自治体にあれば、さらなる住民サービスの向上につながるのではないかと考えたのですが、行政として庁内や他機関との関係を強化する取り組みとしてどのようなものがあるのでしょうか?
簡潔にまとめりのある文章を書くのは難しいですが、先生が最後の講義資料を熟読し、分かりやすい文章が書けるように心がけたいと思います。 ご講義ありがとうございました。
---
こちらの私への激励メールの感想は、後日、ブログに書こうかな・・・。
最近のコメント